こんにちは!
ヨルダンで5か月、インターンをしていたMAREです!
ヨルダンと聞いて、皆さんはどんな国をイメージしますか?
砂漠?イスラム教?ペトラ遺跡?戦争?
きっと特に何のイメージもない方が大半だと思います。
しかしヨルダンには、知られざる魅力がたくさんあるんです!
治安は?宗教は?怖い国なの?
結論。全然怖い国じゃない!
中東情勢が心配な今日この頃。「ヨルダン川西岸」なんて言葉がニュースで飛び交うのでなんとなく治安が悪いイメージ。ですが、私の体感ではヨルダンの治安はそこまで問題なし。
むしろ国内の治安はいい方だと思います。個人的にはヨーロッパの観光地の方が怖いです…。
外務省の危険情報でも、国境を除いてレベル1(十分注意して渡航)となっており、治安は「比較的安定」とされています。
今後の国際情勢に注意しながらにはなりますが、今の所は問題なく渡航可能です。
宗教観も気になるところ。
ヨルダンはイスラム教徒がほとんどですが、どこまで教義に従うかは個人の自由だそう。
首都アンマンでは髪を覆わず半そでで歩く女性も見かけます。
お酒は飲まない人が多いですが、外国人が集まるバーでは提供されています。実はヨルダン産のビールやワインもあるんです!
それでも飲まない人が大多数なのも確か。
中にはお酒を飲むこと自体よく思わない人もいます。どこの国でも同じですが、特にヨルダンでは、飲んで外で騒いだり、お酒手に持ったままタクシーに乗ったりするのはタブーなので気をつけましょう。
お酒を飲まないムスリムの人たちは、代わりにシーシャバーに集まります。禁酒の反動か、喫煙率が高い国です。
この記事では、そんなヨルダンの観光スポットを紹介します!
比較的治安も良く、英語も通じるので旅の難易度は低め!
一人旅や女子旅にもおすすめです!
死海
はじめに紹介したいのは、ヨルダンで1.2を争う観光スポット、死海!
行って良かった場所ランキングでもトップに入ります。
塩分濃度が高いことで有名な死海。
世界一海抜が低いところにある湖であるため、周囲の山から流れ落ちた水は、これ以上流れ出ることができません。
水は蒸発しますが、水に含まれるミネラルは行き場がなく、ずっと湖の中にとどまります。
乾燥した地域のため、雨が降ることも少なく、ミネラルを含んだ山からの水が流れ込んでは水だけが蒸発していく。
これが長いこと続いた結果、今の塩分濃度になっているそうです。
塩分濃度が高すぎるため、体が沈まないのは有名な話。
沈みたくても沈まない不思議な感覚でした。気持ちよくていつまででも浮いていたくなりますが、だんだん体がヒリヒリしてきて退散。
魚が住めずに死ぬほどの塩分だから「死海」と名付けられたというほどのなので、体がひりひりするのは当たり前。体に傷があったり日焼けしたりしている人は、要注意です!
目に入ると涙が止まらなくなりました。
O Beach
いくつかビーチはありますが、私たちが選んだのはここ!
ホテルに併設しているビーチで、宿泊しなくても楽しめます。日帰りでもホテルのビュッフェがお手頃価格で食べられました!
死海付近には地元の人たちが入る無料のビーチもありますが、女性が肌を出さない文化が根強いせいか、入っているのはどこも男性だけでした。
ホテルなら観光客がほとんどなので全然白い目で見られないし、男女別のシャワールームとロッカールームがあるので、女性でも安心で便利です。
塩水じゃないプールも別でついているのでのんびりできました。
ビーチにいたお兄さんから泥を買って泥パックもやりました。
私は日帰りで行きましたが、近くにはリゾートホテルもたくさんあってバカンスにぴったり!
国土のほとんどが砂漠のヨルダンですが、イメージとは裏腹に意外と冬は寒いので、4月から10月ごろがおすすめです。
ペトラ遺跡
死海と並ぶヨルダン随一の観光地!新世界七不思議にも数えられるペトラ遺跡!
いやー!これは七不思議だ!谷底に岩を削って作られた王宮。
岩を削り出して積んで建てたのではなく、削るだけで作ってあるから不思議です!
そしてたびたび現れる石像や遺跡の一部にたまに立ち止まりながら、谷を抜けた先にあるのは第一の目玉エルハズネ!
私たちが行った時には、エルハズネの前にいるベドウィン(ヨルダンの砂漠に住む遊牧民)にチップを払うと、写真が撮れるスポットに連れて行ってくれて撮影までしてくれたり、ラクダに乗せてくれたりしました。
さすが観光客慣れしているベドウィンのお兄さんたち。動画や写真の撮り方がもはやプロ。
最近は法外なチップを要求してくるラクダ飼いたちや押し売りが一掃され、観光しやすくなっていると聞きました。
そして、さらなるチャレンジャーが目指すのは、谷を登り切った先にあるエドディル!遠いし階段は長いけれど、上からの眺めが良すぎるので行く価値ありです!
ちなみに世界一入場料が高い世界遺産ともいわれるペトラ遺跡。50JD(約1万円)かかりますが、ヨルダンに行くなら外せない観光地です。
Petra Visitor Center Googleマップ
ワディラム
砂漠に行きたいならここ!
満天の星空の下で眠れる自然保護区、ワディラム。スターウォーズの撮影地にもなっているそうで、確かに別の星に来たみたい!
行き方はタクシーのみ。ペトラのあるワディムーサか、後ほど紹介するアカバから、ビジターセンターへ向かいます。
ビジターセンターで自然保護区への入場料を支払っていよいよ砂漠の世界へ!ベドウィン(ヨルダンの砂漠に暮らす遊牧民)の住む村に向かいます!
ビジターセンターか、宿泊する宿で、ジープツアーやラクダツアーをつけるのが定番です。
私はジープツアーを選択!洞窟や大きな岩、サンセットスポットなどに連れて行ってもらいました。
星空がきれいなワディラムでは、バブルテントという天井が透明なテントに泊まる観光客も多いそう。
しかし、私個人的には普通のテントで大満足でした!
外に出れば星も見られるし、安く泊まれる分、食事やツアーにお金を使うことができました。
中にはベッドもあり、砂漠なので多少の砂砂感はあるものの、それ以外はとても清潔でした!
そして夜。星空目当てで来たのでドキドキでしたが…晴れた!
深夜に星が見えたら起こしてくれると言っていたのだけどその必要もなく夕食を終えてテントから出ると、満天の星!いい写真がないのでご自身の目で!
次の日も快晴。トラッキングや岩登りを目当てに来る方も多いそうで、ほかのお客さんは朝早くから出かけていきました。
アカバ
ヨルダンで唯一海がある町、アカバ。
シュノーケリングやスキューバダイビングも楽しめるので行ってきました!
初ダイビング!
初心者の私は浅いところまででしたが(といっても私からすれば結構深い!)、何回か経験がある方は海底に沈んでいる船を見に行くコースもあるそうです。
フォトサービス付きのツアーもあるので、探してみてください!
私はAqaba International Dive Centerのツアーを利用しました!
マダバ
イスラム一色のヨルダンの中にも、クリスチャンの町があります。それがマダバ。
歴史をたどれば、聖書の時代から、かなり色濃くキリスト教の影響を受けてきたヨルダン。マダバにはモーゼ終焉の地とされるネボ山があるほか、複数のキリスト教の教会があるんです。
クリスマスには大きなツリーも!
行き方は、観光客にはちょっと複雑。
ミニバンみたいな乗り合いバスの中から、マダバ(مادبا)と書いてあるものを探します。
私はヨルダン大学に留学していた友達といったので、ヨルダン大学前で待ち合わせ。7th Circle(アンマンの西の方にある大きい交差点)からも乗れると言っていたので、そちらの方が乗りやすそうです。
聖ジョージ教会
マダバに行くならぜひ訪れてほしいのが聖ジョージ教会。
床に細かいタイルで描かれたモザイク画の地図が有名です。
キリスト教とイスラム教の交流や対立の歴史を、ガイドの方が無料で説明してくれました。
以上、ヨルダンでおすすめの観光地5選を紹介しました!
今回紹介した場所はすべて首都アンマン以外でしたが、アンマンにも見どころがたくさん!
こちらは別の記事でご紹介します。
多くの日本人にとって未知の国であろうヨルダンに、行ってみようとしているあなたに、この記事が役立つと嬉しいです。