ブルガリア・プロブディフってどんな町?見どころ・首都からのアクセス徹底解説!

ブルガリア・プロブディフってどんな町?見どころ・首都からのアクセス徹底解説!

こんにちは!

ヨーロッパ留学中、バルカン半島を旅したMAREです!

今回ご紹介するのは、ブルガリア第2の都市プロブディフ!


あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、実はこの町は6000年以上の歴史を持つと言われており、ヨーロッパ最古の都市にも数えられているんです。

新石器時代にまでさかのぼる歴史を持ち、現代にもその名残が見られます。

町を歩いていると古代ローマの遺跡が現れたり、オスマン建築がたくさん残っていたり、現代のアーティストが集まるおしゃれなエリアがあったり。

時代の流れを感じる街歩きができる面白い町でした!

観光客が少ない町でもあるので、東欧の地方都市の雰囲気を感じたい方にもおすすめです!


ブルガリアの首都ソフィアについてはこちらの記事にまとめています!

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プロブディフとは?

ブルガリア中部にある、この国で2番目に大きい都市。

街全体が7つの丘に囲まれており、紀元前から交易都市として栄えてきた地理的にも重要な町です。

古代ローマ以前には、フィリッポポリスと呼ばれ、トラキア人が住んでいたとされています。

ローマ時代には重要な拠点となり、大きな軍用道路が通っていたそう。

その時代に町が整備され、上下水道や城壁、神殿、劇場などが作られました。

その後、スラブ民族、ラテン帝国、オスマン帝国などの時代を経てきました。

オスマン帝国時代にも、やはり重要な拠点となったプロブディフ。

この時は、軍事ではなく経済的な拠点として、裕福な市民が集まるエリアだったそうです。

この時代に建てられた、邸宅は今でも旧市街に残っており、見ることができます。

カラフルで大きなお屋敷が立ち並んでいるのを見ると、当時の豊かさがうかがえます。

そんな歴史の長いプロブディフですが、2019年には「欧州文化首都」にも選ばれ、現代アートや音楽イベントなども盛んです。

現代アーティストのギャラリーもたくさんあり、活気にあふれています。

観光スポット

旧市街の邸宅群

Googleマップ:旧市街

プロブディフ観光の目玉となるのが旧市街エリア。

石畳の坂道に、カラフルな木造の家が立ち並んでいます。

19世紀のブルガリア復興様式と呼ばれる建築様式で建てられており、経済拠点だったプロブディフの当時の豊かさがうかがえます。


富豪たちが暮らした邸宅が博物館として公開されているため、内部の装飾や家具も必見!

静かで落ち着いた雰囲気で、観光客はそれほど多くありません。

カフェでひと休みしたり、アートギャラリーを巡ったり。

どこを歩いても絵になるエリアです。

古代ローマ劇場

入場料:大人 5レフ(約450円)学生 2レフ(約175円)
開館時間:9:30-18:00
Googleマップ:ローマ劇場

2世紀に建てられたローマ劇場。

今でもコンサートや舞台で実際に使用されているというからびっくり!

現役で稼働する劇場の中では、最も古いもののひとつだそうです。

丘の斜面にそびえる白い大理石の観客席と、背景に広がる街並みのコントラストが圧巻!

外からも柵ごしに見られますが、中は意外と広く、彫刻なども見られるため入場をおすすめします!

フィリポポリスの正門

Googleマップ:フィリッポポリスの正門

町中に残っている遺跡。

もともと城壁で囲まれていたプロブディフの玄関口だった場所です。

今ではかなり現代的なエリアに、急に遺跡が現れるのが不思議な感覚。

石造りの土台や柱、彫刻などが残っています。

観光客はあまりいませんでしたが、ところどころ解説が書かれた案内板もあり、ゆっくり回れるのが魅力でした!

中に入って歩き回ることもできるため、ぜひ訪れてみてください!

カパナ地区

Googleマップ:カパナ地区

若者に人気の現代的なエリア。

「カパナ」はブルガリア語で迷路という意味だそう。

その名の通り、細い路地が複雑に入り組んだエリアに、カフェ、クラフトビールのバー、アートショップなどがギュウギュウに集まっています。

アートや、ヨーロッパのモダンカルチャーに興味がある人にはたまらない場所!


昼はおしゃれなカフェやギャラリー巡り。

夜はにぎやかなバーで地元の人と乾杯、なんて過ごし方もおすすめです!

桃太郎像

Googleマップ:桃太郎像

ブルガリアを訪れる日本人にひそかに人気があるのがこちらの桃太郎像!

緑あふれる公園の中にひっそり立っています。

実は岡山市の姉妹都市であるプロブディフ。

姉妹都市交流の20周年記念に岡山市から送られたものだそうで、プロブディフでも日本の英雄として知られています。

この像がある公園自体も美しい場所。

子どもや犬を連れて遊びに来ている人たちがたくさんいました。

ブルガリアの首都ソフィアでも感じたことですが、ブルガリアの方たちは、1人の時間を充実させていそうだなと思いました。

公園で、1人で寝転んでいたり、読書をしていたり、楽器を弾いていたり。

それぞれが思い思いの時間を過ごし、周りは特に気にしていないのが素敵だと思いました。

公園に行く際はぜひ、人目を気にせず思い切りのんびりしてください!

聖コンスタンティン・エレナ教会

Googleマップ:聖コンスタンティン・エレナ教会

旧市街の中にひっそりとたたずむ、ブルガリア正教会の美しい教会。

内装はフレスコ画や金色のイコンで装飾されていて、重厚で神秘的な空気が漂っています。

写真はNGですが、静かな時間を過ごしたい人にはぴったりのスポットです。

プロブディフ観光のコツ

首都ソフィアからのアクセス

ブルガリアの首都ソフィアから、電車かバスでアクセスできます。

電車なら、ソフィア中央駅から約2時間半。

バスなら、ソフィア中央駅の横のバスターミナルから約2時間です。

どちらも運賃は10〜15レフ前後(約800〜1300円)。

私はバスを利用しました!

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観光の所要時間

プロブディフはそれほど大きな町ではないので、1日で十分観光可能です!

一方で、物価が低く、ホテルの値段もお手頃なので長期滞在しやすい町でもあります。

アートに興味があってゆっくりギャラリーを巡りたい方や、東欧の地方都市でのんびりしたい方におすすめです!

支払いは現金が基本!

小さなお店やカフェなどでは現金支払いが主流。

ブルガリア2番目の都市であり、チェーン店なども多い町なので、カードが使えるところもありましたが、あまり多くない印象でした。

ブルガリアの通貨はレフといい、1レフ=90円ほど。

日本円と交換できるところは少ないので、ユーロをもって渡航するのがおすすめです。

2026年1月からは、ユーロが導入されることが決まっています。

それ以降に渡航予定の方は、ユーロを準備するだけでOK!

ブルガリアレフも、ユーロも、クレジットカードやデビットカードを持っていればATMでキャッシング可能!

現金を両替してから行く方も、念のためにカードを持っていくと安心です。

海外キャッシングにはエポスカードがおすすめ!

日本人はほとんど訪れないブルガリア第2の都市プロブディフ。

ニッチな土地で特別な思い出が作りたい方はもちろん、物価が安い町でゆっくりワーケーションしたい方や、アートや歴史に関心のある方に、ぜひ訪れてほしい町です!

首都ソフィアの観光情報はこちら!

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他にも、東欧周遊記をこれからも投稿していく予定です!

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