こんにちは!
これまでに35か国旅をしたMAREです!
今回は、トルコのカッパドキアの見どころを解説!
気球や巨岩群で有名なカッパドキアですが、どこに行けば見られるのかは知らない方が多いのではないでしょうか?
このブログを読めば、カッパドキアで行きたい場所が見つかります!
カッパドキアへの行き方やツアーについて知りたい方はこちら!
トルコ旅行中の通信は、eSIMのAiraloがおすすめ!
私も利用しましたが、首都のイスタンブールはもちろん、カッパドキアでも途切れることなく使用できました!
目次
カッパドキアって?
カッパドキアは、トルコにある世界遺産。
自然遺産と文化遺産の両方の条件に該当する世界遺産を複合遺産といいますが、カッパドキアはその1つです。
地層がきれいに現れている巨岩に、人々が暮らした歴史の跡が残っているのが魅力です。

最近では、広大な自然を上空から見下ろせる、気球ツアーも人気。
天候のせいで飛ばない日も多いので、天気のチェックは必須!
乗馬ツアーやラクダツアーなど、アクティビティーも盛りだくさんです!
ツアーの予約は、TripAdvisorなどのサイトでも検索できますし、現地のツアー会社で予約する方法もあります。
カッパドキア観光のコツ
レッドツアー?グリーンツアー?
巨岩は地域一帯に散らばっていますが、有名スポットがいくつかあり、それを回るツアーが人気。
徒歩でまわるのは困難なので、ツアーを利用する人がほとんどです。
レッドツアーとグリーンツアーと呼ばれる2つが主流で、どこのツアー会社でも、おおむね同じ内容を提供しています。
各ツアーの詳細や選び方はこちらの記事にまとめています。
洞窟ホテルがおすすめ!
宿泊は、普通のホテルもありますが、自然の地形を利用した洞窟ホテルが人気!
高級ホテルから、バックパッカー向けのホステルまであるので、利用をおすすめします!
レストランなども、洞窟を利用したものが多く、おしゃれな内装が魅力的!

気球に乗るなら天気をチェック!
カッパドキアといえば気球のイメージがありますが、乗れるかどうかは天気にかなり左右されます。
そういう私も、3日の滞在期間はずっと強風で、乗ることはできませんでした…。
気球ツアーの開催情報は、ツアー会社に聞くと教えてくれますが、天気というものがそもそも不確定なうえに、お客さんを逃したくないガイドさんたちに、とりあえず予約していけと言われることも。
そんな中、日本人としてとてもありがたかった情報源が、カッパドキアの旅行会社を営むトルコ人の方と結婚された、日本人ガイドのRyoさんのXアカウント。
毎週、気球ツアーの開催情報を投稿されており、旅行に役立つ情報もたくさん!
日本語プライベートツアーも予約できるそうです!
現金必須!ユーロも用意!
カッパドキアはかなりの現金社会。
カードを使えるところもありますが、現金で払うなら値引きするよと言われることも。
ヨーロッパからのお客さんが多いので、ユーロで支払えるところも多く、中にはそもそも値段の表記がユーロしかないところも!
ユーロとトルコリラの両方を、現金で持っていくのがおすすめです!
現金が用意できない方、大きいお金を持ち歩くのが不安な方には、TripAdvisorなどのツアーがおすすめ!
オンラインで予約でき、カード決済も可能です!
ギョレメ野外博物館
ここからは、カッパドキアの見どころをご紹介します!
1つ目はギョレメ野外博物館。
多くの人が宿泊し、旅の拠点とするギョレメの町から徒歩で行くこともできます。
次の記事で説明しますが、レッドツアーにも入っているスポットです。
レッドツアーの中には、この博物館なしで10ユーロほど安いものもありますが、博物館の入場料だけで20ユーロするので、ツアーで行けるならその方が良いと思います。
ギョレメ野外博物館では、風が作り出した不思議な形の巨岩と、そこに人が暮らした名残をみることができます。
特に有名なのが7つの教会。
今はイスラム教徒が多いトルコですが、これらの教会はキリスト教のもの。
カッパドキアは、紀元前から世界の交易の中継地点として栄えてきました。
2世紀ごろからはキリスト教が流入し、今にも残る教会や修道院が作られました。
その後、異民族の侵入によってキリスト教徒が迫害されたり、オスマン帝国時代にイスラム教徒と共存したりといった歴史をたどりながら、トルコはイスラム教の国へと変容していったそうです。

教会以外にも、人工的な四角い小窓が見られ、あんなところにも人が住んでいたんだ!という感動があります。
野外博物館はかなり広いですが、1つ1つの岩に特徴があり、飽きずに見ていられました。
ゼルベ野外博物館
カッパドキアにある、もう1つの野外博物館。
こちらでも、巨岩群や、キリスト教の教会が見られます。

岩に登れるスポットもあり、景色を見渡すのにはピッタリ!
1950年ごろまで人が暮らしており、洞窟の中に入って、その時の暮らしを想像できる場所も。
食事をとるのに使っていた石の机や、ワインを作るのに使われていたといわれる浴槽のようなものも見られました。
教会以外にも、イスラム教のモスクも残っていました。
比較的穏やかに、キリスト教徒イスラム教が共存していたと、ガイドの方がおっしゃっていました。
妖精の煙突
個性のある巨岩たちの中でも、とんがり屋根やドングリやキノコのように見えるものを、妖精の煙突と呼びます。
ギョレメ野外博物館、ゼルベ野外博物館をはじめ、カッパドキア中に点在しています。

ガイドさんが解説してくださった、妖精の煙突の成り立ちが面白かったので紹介します!
成り立ち①
長い歴史の中で地層ができる。
地質によって、硬さも削れやすさも違う層になる。

成り立ち②
風によって削られ、波打った形に。
この時、白い層の方がやわらかく、削れやすい。

成り立ち③
長い年月を経て、波打つように削られていた壁が壊れ、柱のようになる。
同時に、削られやすい部分と硬い部分の差がはっきりしてくる。

成り立ち④
層の間に雨や雪が入り込み、凍ってはとけてを繰り返すことで、白い部分と黒い部分が独立し、柱の上に黒い岩が乗っている状態になる。
黒い部分も少しずつ削れ落ち、その削れた粉が白い部分を補強する。
この削れる速度の違いが絶妙なバランスで成り立っているため、黒い部分が落下してくることはほとんどない。

この説明を聞いて、妖精の煙突が奇跡的なバランスと、自然の営みで成り立っていることを感じました。
また、この地に人間が住みつく過程でも、このサイクルを邪魔することなく文化を築いていったという事実にも、改めて感動したとともに、人間と自然の共生の可能性を感じる光景でした。
ウチヒサール城
ギョレメから少し離れたウチヒサールという町にある、大きな岩にみられる人間の暮らしの跡。
城とは言いますが、見たところ、集合住宅のようなイメージでした。
ギョレメ野外博物館よりも濃い文化の跡を見ることができます。
それもそのはず、数十年前まで人間が住んでいた場所でもあるのです。

鳩の谷(ピジョンバレー)
ウチヒサールの近くにある谷。
人間が住むための穴よりも小さな人工的な穴がたくさん並んでいる様子が見られます。
名前の通り、この穴は鳩の巣穴として使われており、ブドウを育てるための肥料に鳩の糞を利用したり、伝書鳩として利用したりしていたそうです。

ラブバレー
ハート形のオブジェが出迎えてくれる、ラブバレー。
ハート以外にも、ブランコや、トルコのお守り「ナザールボンジュウ」のオブジェなど、フォトスポットがいっぱい!
瓶の形をした焼き物に、カップルが名前を書いてお祈りしていくそうです。


高い位置から、妖精の煙突が作られていく過程を観察できます。
先ほど説明した、地層から煙突になるまでの流れを感じられるスポットです。
ローズバレー
乗馬ツアーの定番スポット。
私たちも馬に乗っていってきました!
サンセットツアーで申し込んだのですが、曇っていたのもあってきれいな夕焼けは見られず…。
晴れていれば、名前の通り、バラ色に染まる谷が見られるそうです。


車では入るのが難しい細い道を抜けた先に、不思議な形の岩がいっぱい!
乗馬ツアーだからこそ見られる景色に心が踊りました。
ガイドの方が馬に乗って岩を駆け上がるところを見せてくれたときはテンションが上がりました!
馬に乗ったことがない方も、指示はそれほど難しくありませんし、おとなしい馬しかいないので安心だと思います!
乗馬ツアーの詳細はこちらから!
気球・サンライズを見るのにおすすめのスポット
Highest Viewpoint Goreme Googleマップ
最後に、ギョレメにある展望スポットを紹介します。
坂道を上る手前に集金所があり、20リラを現金で徴収されました。
日本円に直すと75円ほどで、高くはないので払ってでも上る価値はあると思います。
私たちは天気の都合で気球は見られませんでしたが、サンライズに照らされる町と自然を一望できたのはいい経験でした。


カッパドキアの魅力が伝わりましたか?
気球だけじゃない楽しみ方が、この町にはたくさん!
巨大な岩も、成り立ちや文化に注目してみるだけで、観光が何倍も面白くなります。
カッパドキアまでのアクセスや、ツアーの詳細はこちら!
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