こんにちは!
ヨーロッパ留学中に、休暇を利用して東欧北上旅をしたMAREです!
今回は、前の記事に引き続き、クロアチアの観光スポットを紹介します!
前回は首都ザグレブでしたが、今回紹介するのは赤い屋根が並ぶ街並みが有名なドブロブニク!
小さいながら、多くの観光客が訪れるこの町の魅力を詰め込みました!
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目次
ドブロブニクってどんな街?
ドブロブニクは、アドリア海沿岸に位置する港町です。
世界遺産にも登録されている美しい街並みと、真っ青な海に囲まれた景観で「アドリア海の真珠」と呼ばれることもあります。
赤い屋根が連なる風景はまるで絵本の中の世界!
石畳の道や城壁、教会、噴水など、旧市街には中世の雰囲気が漂っています。
旧市街を歩くだけでなく、高いところから町全体を見渡すのも人気です。
ドブロブニクはスタジオジブリの映画「魔女の宅急便」のモデル都市の一つではないかとも言われており、海に面した旧市街の風景や赤い屋根の街並みは、キキが暮らしていた海の見える町を彷彿とさせます。
公式な発表はないものの、ジブリファンの間では有名です。
観光のコツと注意点
アクセス
ドブロブニクへのアクセスは、クロアチアの首都ザグレブやスプリト、その他近隣諸国から飛行機やバスで可能です。
特に夏のハイシーズンには、ヨーロッパ各地からの直行便が増便されるそうです。
私はボスニアヘルツェゴビナのサラエボから長距離バスで到着し、その後首都ザグレブへ向かいました。
バスは何といっても安いのが魅力。今回の東欧旅は、ほぼすべての行程をバスで移動しました。
しかし、ドブロブニクからザグレブへの移動は、今回の旅の中で最も大変でした。
クロアチアの地図を見てもらえるとわかると思うのですが、ドブロブニクは飛び地のようになっており、陸路でザグレブへ行くためには一度ボスニアヘルツェゴビナに入る必要があります。
ヨーロッパ旅行では、シェンゲン協定(ヨーロッパ圏の国間をパスポートチェックなしで移動できる制度)に加盟している国なら国境越えはとても楽なのですが、ボスニアヘルツェゴビナがこれに加盟していないため、今回は国境を通るたびにバスから降りる必要がありました。
クロアチア出国→ボスニア入国→しばらく走行→ボスニア出国→クロアチア入国
という面倒な手続きが必要。
手間を省きたい方は、飛行機での移動の方がおすすめです。
とはいえ、やはり安さはバスの最大の魅力!
安い日では、15ユーロほどで移動できます。これは一番安い飛行機の4分の1!
ご自身の旅程に合わせて値段や所要時間を比較して、ぴったりの移動方法を選んでくださいね!
迷っている方は、omioで検索するのがおすすめ!
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市内交通は難易度少し高め
市内のバス路線がGoogleマップに反映されておらず、専用のアプリを使う必要があるのが難しいポイント。
先にアプリを入れてから訪れるのがおすすめです!
アプリ上に表示される路線図を見て順路を決めましょう!
アプリの操作性が若干悪く、近くの駅から乗れる路線を探すのに少し苦労しました。
路線は色分けされているため、帰りは路線の色を覚えておくと調べやすいです。
アプリ上でチケットを買って決済できるのは便利でした!
日帰り?1泊?
町の規模的には、1日でも観光可能!
私は夜行バスでついて、その夜の夜行バスで出るというハードスケジュールを敢行しました!
しかし、ドブロブニクの楽しみ方は、歩きまわるのがメイン。
坂や階段も多いので、体力に自信がない方は1泊すると安心です。
ビーチなどもあるため、ゆっくりと何日か滞在するのもおすすめです。
人気観光地なので、東欧の他の町と比べると物価は高め。長期滞在には向かないかもしれません。
旧市街には車が入れないため、主要な観光は徒歩が基本です。
スーツケースを持って石畳を歩くのは大変なので、宿の場所には注意しましょう。
ベストシーズン・おすすめの時間帯
夏は日差しが強いドブロブニク。
ベストシーズンは、気候が穏やかで観光客もやや少ない4〜6月です。
夏の暑さが過ぎた10月ごろもおすすめです!
夏は暑いだけでなく、バカンスに来る観光客も多いシーズン。
ビーチでも楽しみたいなら、やはりこの季節は避けた方がいいでしょう。
城壁に上るのにおすすめの時間帯は夕方!
人は比較的少なく、オレンジの屋根が広がる街並みに反射するやわらかい光が印象的でした!
人混みをさけるなら、朝早くの開門直後もおすすめです!
通貨・支払い事情
ドブロブニクは観光地ということもあり、カードが使えるお店も多かったです。
しかし、小さなお土産屋さんやジェラート屋さんなどは、現金だけのお店もありました。
クロアチアでは2023年からユーロが使えるようになったので安心!
ユーロを現金で持っていくか、町中のATMでも引き出すことができます。
日本円からの両替はできないところが多いので注意してください!
グルメ
海がある町ならではの、イカスミを使った「黒リゾット」や、シーフードのグリル料理がドブロブニクの定番!白ワインとも相性抜群です。
地元のはちみつやナッツを使ったスイーツもおいしく、お土産用のものも売っていました!
暑い日にはジェラートも魅力的!
観光スポット・見どころ
城壁ウォーク

Googleマップ:城壁入口
ドブロブニクの象徴とも言えるのが、旧市街をぐるりと囲む城壁。
全長は約2kmもあるそう。
海と赤い屋根を眺めながら、ゆっくりと一周することができます。
一周するのに1時間ほどかかるので、時間に余裕をもって入場するのがおすすめです!
眺めがいいだけでなく、博物館やカフェを楽しむこともできます。
スルジ山
Googleマップ:スルジ山行きケーブルカー乗り場
城壁よりもさらに高いところから町を見下ろすのには、スルジ山がおすすめ!
ここから町を眺めていると、魔女の宅急便のモデルといわれることに納得します。
城壁からみられるのは町並みが中心ですが、スルジ山からは美しい海も見られます。
特に夕暮れ時は、海に沈む夕日と赤く染まる屋根のコントラストが感動的です!
人気の写真スポットへは、ケーブルカーでアクセス可能。
往復30ユーロかかります。
山頂には独立戦争博物館があり、1990年代のクロアチア紛争に関する展示を見ることができます。
華やかな観光都市の裏側にある歴史にも触れることができるスポットです。
徒歩で上がれる絶景スポット

Googleマップ:Lokrum Viewpoint
スルジ山からの眺めは絶景ですが、往復30ユーロかかるのが難点。
体力に自信がある方は、徒歩で登れるフォトスポットもおすすめです!
いくつかありますが、私が友達から紹介してもらったのがここ!
階段を上るのは少し大変ですが、上るまでの道のりでもかわいいおうちが見られますし、何といっても上りきった先にある感動はひとしお!
海と街並みがちょうどいいバランスで見ることができる、写真撮影にもおすすめなスポットです!
旧市街

教会などの観光スポットはいくつかありますが、ドブロブニク観光のメインは街歩き!
旧市街には、歴史ある建物が軒を連ねています。
迷路のような街並みは、どの建物もおとぎ話のようにかわいいので、地図を見ずに歩き回るのにぴったりです!
小道に入ると、個人のギャラリーや小さいカフェ、アトリエなどに出会えます。
また、ドブロブニクは大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地としても知られ、多くのファンが聖地巡礼に訪れています。
キングズ・ランディングの舞台として使われた旧市街のあちこちには、撮影場所を示すサインやツアーガイドもあるそう!
ファンの方が楽しめる工夫が満載です!
スポンザ宮殿

Googleマップ:スポンザ宮殿
かつて、税関や銀行、公文書館など、重要な役割を果たしてきた建物。
ゴシック様式とルネサンス様式の融合が見られる、建築的にも価値があります。
メインの大通りを歩いているとすぐに見つかります。
ロヴリイェナツ要塞

Googleマップ:ロヴェリイェナツ要塞
旧市街の城壁の外に建つ要塞。
ここから見るアドリア海と街並みのコントラストが絶景です!
城壁への入場にも使える、ドブロブニクパスで入場できるため、要塞に行く予定の方はこちらのパスを買うのがおすすめ!
入場しない方も、近くには海に面したカフェやビーチがあるため、要塞を眺めながらゆっくりすることができます。
ビーチ
旧市街のイメージが強いドブロブニクですが、ビーチも有名!
春から秋にかけて、海水浴が楽しめます!
着替える場所などが整っていないビーチも多いので、服の中に水着を着ていくなど工夫が必要!
おすすめのビーチを2つピックアップしました!
Googleマップ:Sulic
旧市街から近く、アクセス良好!近くには宿泊施設も多かったです。
その分、ほかの観光客も多いので混雑必至。
Googleマップ:Plaza Dance
静かな公園を通り抜けた先にある穴場。
観光客や地元の若者らしきグループが数組いるだけで、比較的すいていました。
小さいですが、男女別で着替えができる小屋のようなものもありました。
歴史・自然・文化が凝縮された美しい町ドブロブニク!
城壁ウォーク、路地散策、海鮮料理、ビーチ、ロケ地巡りなど、様々な楽しみ方があります。
クロアチアを訪れる際は、首都ザグレブだけでなく、ぜひドブロブニクまで足を延ばしてくださいね!
ザグレブの観光情報はこちら!