英語を読むのが速くなる長文読解必勝法!英語は前から後ろに読め!

英語を読むのが速くなる長文読解必勝法!英語は前から後ろに読め!

2024-09-25

こんにちは!

このブログで長文読解対策記事を書いているMAREです!

英語を読むのが遅い…。単語も文法もわかっているはずなのに、長文になると理解できなくなる…。

そんな悩みはありませんか?

それは、英語を日本語に訳そうすると、後ろから前に戻って読む必要があることが原因かもしれません!

英検1級の長文読解パートで満点をとり、大学入試の共通テストでもリーディング満点をとるなど、長文読解で点数を稼いできた私は、英文は必ず前から読んでいきます

今回は、英語を前から後ろへ読むことで、文の内容が頭に入りやすくなる、英文の読み方のコツをご紹介します!

どうして前から後ろへ読むべきなの?

どうして英語を前から後ろへ読むべきなのか。

これをご説明する前に、そもそもどうして英語は後ろから前へ読みたくなるのか説明しましょう。

日本語では、ほとんどの補足情報が前から名詞にくっつきます。

「きれいな花」「彼女が焼いたケーキ」

というような形です。

しかし、英語では補足情報が後ろからくっつくことが多いのです。

A beautiful flower

のように前からつっくくことは実は少なく、

The cake which she baked

のように後ろからくっつくことが多々あります。

そのため、日本語に訳しながら読もうとすると、後ろから前に戻る必要があり、複雑性が増すのです。

補足情報が少ないうちは、前に戻ってもそれほど問題にはなりませんが、これが長くなってくると大変です。

例えば

I ate the cake which was baked by the chef who was awarded three stars.

だとどうでしょう?

基礎講座で紹介したようにマークをつけてみると、カッコの中にカッコが入っていることがわかります。

頭の中がぐちゃぐちゃになりがちな方はきっと、

最初から読んでいってwhichで立ち止まり、

whichの後を訳してからcakeに戻ってくる作戦を立てるも、whoでまた立ち止まり、

そうこうしているうちに、せっかく始めに読んだ I ate のことなんて忘れているからまた戻って訳しなおし…。

最後には

「三ツ星を獲得したシェフによって焼かれたケーキを私は食べた」

と訳して満足して次の文へ進んでしまって、この長い文の情景をイメージできていないから結局内容が頭に入っていない…。

「訳しましょう」という問題で、訳しながら日本語を書き起こしていくのならこの読み方で大正解!

しかし、長文読解をする上では、訳す必要は全くありません!

長文読解でこの文が現れた時の私の思考回路はこう。

I ate the cake

ケーキを食べたんだ~。

the cake which was baked by the chef

そのケーキはシェフが焼いたんだ~。

the chef who was awarded three stars.

そのシェフは三ツ星を獲得したんだ~。

きれいな訳は完成していませんが、文を区切って理解していくことで、説明されている状況が簡潔に頭に入ってくると思いませんか?

これが、前から後ろへ英語を読んでいくメリットです。

どうやって前から後ろへ読むの?

長文読解基礎講座の4記事で詳しく解説している3つのポイント

①誰が何をする ②名詞を囲むかたまり ③文章同士のつながり

に注目しましょう!

その中でも、特に②名詞を囲むかたまりが大切です。

名詞を囲むかたまりとは、1つの名詞に前後から補足情報がくっついてできた単語のかたまり。

まだ解説をお読みでない方は、そちらも読んでいただくとより理解が深まると思います!

【長文読解対策】「かたまり」を見つけて英語の補足情報を正しく読み取る

英検1級の長文読解で満点を獲得したMAREです! 以前にこのブログでは、長文読解…
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thatやwh~やhow(関係詞)は、後ろから補足情報として新たな「誰が何をする」をくっつけるときに最もよく使われるキーワードです。

ほかにも、to ~または~ingで動詞がくっついたり、in, on, at, withなどのキーワード(前置詞)の後に名詞がくっついたりするパターンもあります。

「訳しましょう」という問題なら、

これらのキーワードがあるポイント=前に戻って訳すポイント

なのですが、長文読解においては、

これらのキーワードがあるポイント=ここまでで文が成立しているポイント

と考えてOKです。

というのも、これらのキーワードによって付け足されるのはあくまで「補足情報」だから。

I ate the cake which was baked by the chef who was awarded three stars.

の場合、

I ate the cake

私はケーキを食べた

で既に文が成立しています。

I ate the cake

までの内容をちゃんと理解してから、cakeについての補足情報を読み始めます。

the cake which was baked by the chef

またwhoの前でひと段落。

シェフによって焼かれたケーキだとわかれば100点です!

そしてthe chefに関する補足情報を読みます。

the chef who was awarded three stars.

三ツ星を受賞したシェフだということがわかりました!

このように、補足情報がなくても文はそれなりに成立します。

戻って読む時間を短縮することだけでなく、焦らず1つ1つ確実に内容を把握していくという意味でもこの読み方はとても有効です!

「三ツ星を獲得したシェフによって焼かれたケーキを私は食べた」

と長い1文で言われるのも、

「私はケーキを食べた」

「そのケーキはシェフが焼いたものだ」

「そのシェフが三ツ星を獲得している」

と3文に分けていわれるのも思い描く情景は同じ。頭に入ってくる情報の量も同じです。

だとしたら、慣れない英語を読むとき、複雑な1文よりも簡単な3文の方が、読みやすくないですか?


英語を前から読んでいくメリットが伝わりましたか?

これで、時間短縮と確実な内容理解の両方が可能になりました!